へんこつ日誌

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2014年11月23日(日)勤労感謝の日 [長年日記]

§1 琵琶湖周行の旅(時計回り)

紅葉のシーズンに琵琶湖一周してみたい。そんなおみさんの希望を叶えるため、11月後半の連休に行ってきました。

琵琶湖大橋を西から望む

今回のルートは琵琶湖をきっちり一周するのを目的に名神の大津インターチェンジから時計回りで再び大津インターチェンジに戻ってくるルートを取ろうと大山崎インターチェンジから名神高速道路に乗りました。最初は京都東で降りて逢坂山を通ろうかとも思ったのですが、琵琶湖一周とは関係が無いのと琵琶湖一周をなめてはいけないとおもい大津からにしたのでした。琵琶湖はきっちり一周しても220キロメートルほどだそうなので、一泊二日だと一日当たり110キロメートルあまりになるでしょうか。余裕綽々ですね。のんびり行くことにします。とはいえ観光シーズンなので混雑に巻き込まれないとも限らないので朝7時半に出発です。

ゆっくりのんびりの旅なので、滋賀県にあるだけの道の駅に寄って切符を集めようと言うことにしました。滋賀県に入って最初の道の駅は琵琶湖大橋西詰めにある「びわ湖大橋米プラザ」にやってきました。まだ午前9時過ぎなのに車がいっぱい。たくさんの新鮮な野菜を販売されているのでそれが目当ての人も多い感じがします。滋賀県の名産、日野菜が採れたてで販売されてました。日野菜と言えばお漬け物というイメージがあるので、「生の日野菜はどうして食べたら良いの?」とおばちゃんに聞いてみた、答えはなんと「漬け物やなぁ!」とお返事頂きました。フランス料理とかでは生を上手に使ってくれるという情報も、それが聴きたかったのだが、どんな料理かは分からないようでした(笑)

白髭神社の湖に浮かぶ鳥居

次に目指したのは白ひげ神社、湖面に立つ鳥居で有名です。狭い駐車場に何とかモーターホームを止めて湖面の鳥居と記念撮影、拝殿では七五三のお参りで賑わっておりました。参拝させて頂いたのですが、御手水所がどこだったのか分からず仕舞いでした。多分お参りの手順が間違っていたんでしょうね。どこが正面なのかを確認もせず失礼いたしました。

神社のあるところと湖面の鳥居との間に旧国道161号線が走っていて、横断歩道すら有りません。湖に浮かぶ鳥居見たさに来る人も多いと思うので、参拝者の安全をもう少し考えても良いかなと思うのですが、下手に横断歩道を付けると横着な輩が増えるのかも知れませんね。なかなか手を出せないのかも知れません。それにしてもすごいスピードで通過する車の合間を縫って行き来するのは非常に危険でした。

しんあさひ風車村

高島町に入ってくると高島バイパスと湖周道路へ道が分かれます。バイパス側にも旧街道側にも道の駅があるのですが、今回はまだ行ったことの無い「しんあさひ風車村」へ行くことにしました。旧街道を走って県道304号線から県道333号線に入ってまもなく左手に見えてきます。途中の道も広くて綺麗だし、桜並木になっているところも有って是非春にも来たいところですね。

車での道はすごく良かったのですが、風車村は風前の灯火状態、日曜日というのに売店も何も全て閉まってました。清掃のための寄付金を集める募金箱がやたら目立った道の駅でした。せっかく来たので風車の前で年賀状用の写真をパチリ。人が少ない中背景に犬を散歩させるカップルが映り込んだのは奇跡的(笑)

近江ちゃんぽん、餃子と唐揚げのセット

しんあさひ風車村を後にして、次の目的地はメタセコイヤ並木のあるマキノピックランド方面へ、ちょうどお昼時なので通りすがりのちゃんぽん亭で昼ご飯にしました。彦根発祥のちゃんぽんだそうですが、地元の野菜とか魚介系の出汁とかにこだわっているそうです。澄んだスープはあっさりして美味しかった。一緒に食べた唐揚げも餃子もまぁまぁ。お店によって味が違うかどうかは今のところ分かりません(笑)

マキノピックランド内メタセコイヤ並木

お腹もふくれたのでおみさんのナビでメタセコイヤ並木のあるマキノピックランド方面へ向かいました。遠くから背の高いメタセコイヤのてっぺんがずらっと並んで見えました。近づいていくとそれは立派な並木道になっていて観光客がたくさん来られてました。ちょっと邪魔になるけどモーターホームを止めて記念撮影。どうもお邪魔しました。ちょっとだけ時期が早いのかもう少し色付くんじゃ無いかという程度の紅葉でした。このまま枯れるのかどうかはよく分かりません。おみさんは若葉の頃と雪の頃にもう一度来たいと申しております。さすがに雪の時はモーターホームでは難しいかな。

つづらお崎の夕日が映る奥琵琶湖

宿泊予定のつづらお崎展望台へ向かう前に二つの道の駅に寄ることにしました。最初は「マキノ追坂峠」こちらは昼過ぎと団体さんが重なって大変な賑わいでした。夕ご飯用の鯖ずしを一本ゲットしてさっさと引き上げることに。狭い食堂が大変な賑わいになっておりました。このあたりは北陸の名産「羽二重餅米」の産地だそうで、七輪で焼いた焼き餅を売っておられました。道の駅と言えばこういったその土地の名産品などがあるのが楽しいですね。

次に寄ったのが「塩津海道あぢかまの里」は奥琵琶湖最北端の道の駅です。追坂峠に置いてあった真空パックの「にごろブナの煮付け」を横目で見てきた僕は、びわ湖の小魚の煮付けを対面販売されているコーナーを見つけて「フナ」無いのと聴いたら「売り切れた」との返事。残念至極、もう一度明日に掛けることにして、夕食後のデザートになるヨモギ団子を買ってつづらお崎へ向かいました。奥琵琶湖パークウェイは頂上のつづらお崎展望台から塩津方面へ抜ける道は一方通行になっているので、一端海津まで戻らなければなりません。桜並木で有名な海津大崎を通って向かいました。途中トンネルがいくつもあるし道も狭いので、背の高いモーターホームは枝が当たって大変です。桜を傷めるのは心許ないですが、出来るだけ避けながら走りました。観光バスも通るそうですがどうしているんでしょうね。

紅葉の溶け込むおみさん

奥琵琶湖の海岸線を眺めながら海津大崎を通ってつづらお方面へ走らせること30分ほどでしょうか、4時過ぎに展望台に到着、この時間は駐車場に車がいっぱいです。さすがに観光バスは来て居らず、デッカイ車は我が家のモーターホームだけ。駐車所の真ん中が通過車両の通路になっているのでちょっと危険ですが、ほとんどの車が一端駐車して展望を楽しんで行くようです。

奥琵琶湖のしかも山の上、ずいぶん紅葉が綺麗でした、中でも目を惹いたのが黄色いモミジ、一本だけ黄色いモミジがあって周りの赤とのコントラストが綺麗でした。おみさんはカメラを持ってあっちこっち撮影されておりました。

「ちょっと散歩に行こ」と誘われて来た道を戻るように歩いていると展望が開けてくる場所があってしかも夕日が正面に沈んでいくのが湖面に映って何とも美しい光景が広がっておりました。そんな中坂道を上ってくる自転車のカップル、若いというのはすばらしい。ここまで来たら上りはおしまい。人生下り坂最高という気持ちを味わいながら塩津の方へ行くんでしょうか。

鯖ずし、美味かった!

5時過ぎには日が沈んで周りがどんどん暗くなります。今夜はここに泊まるつもりで早速夕ご飯、追坂峠で買ってきた鯖ずしとあぢかまの里で買ったヨモギ団子を頂きました。本場の朽木が近いだけ有って鯖ずしは美味しかったし、ヨモギも伊吹山が近いこともあってこの地方の名産だそうです。夕ご飯を頂いた後はギターでも弾きながらゆったりすごそうかと思っていたら、夜8時前になって、見回りの車が上がってきた。店じまいとトイレの閉鎖を確認して降りていくようだが、声を掛けてきた。

「午後8時からパークウェイは閉鎖しますので、ここには居られません早急に退場して下さい」とのこと「泊まるつもりしてるねんけど」というと、通行止めの時間帯は困るとのこと、警察にも文句を言われるらしい。この日は3日後の健康診断のこともあって飲酒を控えていたので良かったのですが、すでに飲んでいたらどうしたんでしょうね。粘ってみても良かったのですが、ゴネてもめるのもめんどくさいので素直に従うことにしました。かくしてつづらお崎展望台からのご来光を拝むことは出来ませんでした。

近い方の出口と言うことで、来た道を戻りました。管理者曰く道の駅へ行けば24時間トイレも使えるしとアドバイスしてくれましたが、こちらはトイレもあるので、空き地さえ有れば大丈夫、パークウェイを出て5分ほどのところに民家が近くに無い広い場所が有ったのでそこに止めて寝ることにしました。管理人さんの車が帰って行きましたが、この場所に止めるのは全然問題ないようです。かくして琵琶湖一周の一日目が終わりました。明日はもう一度つづらお崎展望台を経由して長浜方面へ向かう予定です。