へんこつ日誌

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2014年11月24日(月) [長年日記]

§1 琵琶湖周行の旅(時計回り)二日目

朝靄に包まれた奥琵琶湖

二日目の朝、通行止めになっている奥琵琶湖パークウェイのゲートが開くのは午前8時、その頃を狙って再びつずらお崎展望台へ向かう。

少し早めの7時55分頃だったがすでにゲートは開いていた。無料のパークウェイなので夜中に暴走する輩とかを規制しているんでしょうね。迷惑な話ですが致し方有りません。早朝のパーク生を上がっていくとニホンザルの親子に遭遇、母ザルがこどもを抱いてました。人になれているのか思いの外近い距離でこちらを眺めています。昨晩宿泊予定にしていた展望台の駐車場に車を止めてしばし散策、するとなにやら動物がちょこちょこと歩いてきます。

ハクビシンのぼんさんが屁をこいた(笑)

「お、なんか居る」とこちらが声を出すとまるで「ぼんさんが屁をこいた(標準語では:だるまさんが転んだ)」のごとく一瞬ぴたっと動きを止めてこちらをじっと見ている、しばらくすると動き出す。そんなことの繰り返しをしながら林の中へ消えていきました。丸々と太っていたので最初は狸かアライグマかと思ったのですが、白い鼻筋からハクビシンでは無いかと思われます。なかなか愛嬌のある動きでした。ハクビシンも人になれているのかも知れませんね。まだまだ自然がいっぱい残っている奥琵琶湖の魅力かも知れません。

かき揚げソバ

散策を終えて奥琵琶湖パークウェイの残りの道を塩津方面へ向かいました、昨日立ち寄った「あぢかまの里」で朝食と買い物をしようと再び寄ってみることに。奥琵琶湖の海津と塩津間を違うルートで1往復半したことになります。一方通行の山間部の道を走っていくと途中に公園みたいな場所が合ったので立ち寄って見たのですが、さぞ昔は展望が良かったのでは無いかと思われる場所でしたが、樹木が生い茂ってそれどころでは無くなってました。寂れた公園のようで、鹿の糞だらけでした、おみさんが途中で気づいて「動けへん」と喚いておりました(笑)

琵琶湖の最北端が見えていた頃にパークウェイは終点です。パークウェイを出ると少し民家のあるところを通ります。皆さんこちらを見上げておられました。パークウェイの出口からは10分も掛からず「あぢかまの里」に到着、9時前に付いてのですがすでにたくさんの車が止まってました。暖かしソバでも食べようかと覗いてみたらもう少し準備に時間が掛かるとのこと、しばらく買い物でもして時間調整。

昨日売り切れていた「にごろブナの煮付け」を買おうと昨日のおばちゃんに声を掛ける。今日は一匹だけと言うことでお土産には出来ませんが、一つだけでも買って楽しむことに。お土産にはウグイとエビの煮付けを買いました。そこへ返ってきたお店の親父さんがおまけやと言って大きな富有柿を袋に入れてくれました。

湖北野鳥センター

お腹もふくれて体も温まっていよいよ琵琶湖一周の復路の始まりです。出来るだけ湖岸沿いを走るというポリシーを持って廻ってきたので、あえて国道を離れて走ります。次の目的地は「湖北野鳥センターと琵琶湖水鳥・湿地センター」です。

到着する前から浅瀬の島のようなところにたくさんの水鳥が集まっているのが見えましたから、到着したらすぐに水辺の方に行ってみました。一番目立つのはコハクチョウ。真っ白ですからね。そのほかの鳥さんたちはみんな姿がよく似ていてよく分かりません。

アオサギのサービスポーズ

望遠レンズを付けて撮影してみたけれど、ほとんどの鳥がお休み中で自分の羽に首を突っ込んで寝ています。そんな中、一羽のアオサギが飛んできて近くの木の枝に泊まりました。写真を撮りたかったら私を取れと言わんばかりのアピール(笑)

野鳥センターにガラス張りの2階の部屋が見えるのであそこから見てみようと行ってみることに、なんとそこにはフィールドスコープが所狭しと並べてあって自由に見ることが出来る。40倍とか60倍とかの望遠なのでカメラのレンズとは比べものになりません。

しばらく野鳥観察を堪能していると突然全ての鳥たちが一斉に飛び立ちました、大鷲とかハヤブサとかが近くに来ると全員揃って逃げるそうですが、原因は不明。野生の生き物は自分が生き延びるためのすべをちゃんと備えているんですね。

豊公園の駐車場は無料です

さて、そんな湖北野鳥センターを後にして次の目的地は長浜の黒壁スクエアです。ネットで調べたら長浜城跡にある豊公園の駐車場が終日無料で開放されているというのでそちらに行ってみました。

大きな駐車場ですが、乗用車のスペースはほぼ満杯でした。さすがの人気ですね。我が家のモーターホームは観光バス用の駐車スペースに駐めさせてもらったので、ラッキーです。バスが1台止まっているだけ、歩いて15分ほどの黒壁スクエアを目指します。

黒壁ガラス館

JR長浜駅の近くを通りながら黒壁スクエアを目指していると、長浜旧駅舎とか毎年開催される盆梅展の会場となる慶雲館とかを見ながらすすみます。北国街道に出たらそのまま北上する感じ。北国街道は昔からの海道ですからたくさんのお店が並んでいます。

名物の焼き鯖そうめんのお店にはすでに行列が出来ています。皆さんパンフレットを持って、「ここや」と並んで居られました。長浜ラーメンの有名なお店も長い行列が出来ておりました。

そんな行列を横目に黒壁ガラス管に到着、するっと見渡しても僕には余りようがないものばかりなので、おみさんが楽しんでいる間僕は商店街をうろうろ。さすがに近江牛の産地、豚マンならぬ牛マンが人気でここにも行列が出来ておりました。

Biwako French ROKU

おみさんがお気に入りを数点買い求めてガラス管から出てきましたので食事にすることに、込んでいるところは苦手なのでフレンチのお店に行きました。おみさんは下調べ済みで混んでないか気にしてましたが、広いお店で十分に席がございました。

古民家をそのまま使ったお店の雰囲気は新旧入り交じって不思議な空間に仕上がってました。料理もビワマスとか、紫芋とか、地元産にこだわってなかなか美味しい料理でしたが、ランチの値段+500円で近江牛を食べようと思った僕がバカでした。もも肉のステーキはお世辞にも美味しいとは言えません。500円安いチキンの料理にしておけば良かった。(笑)

ビワマスのタルタルステーキ 紫芋のスープとバゲット 近江牛もも肉のソテー デザートはたっぷりでした

ステンドグラス館やあちこちで催されている個展に立ち寄って長浜を跡にしました。またゆっくり来たいですね。

多賀大社

次の目的地は多賀大社を目指します。名神高速道路の多賀サービスエリアは納戸も利用したことがありますが、その名前の元となった多賀大社にお参りするのは初めてです。ここへもポリシーを守って湖岸沿いを走って彦根まで行ったのですが、思わぬところで渋滞に遭いました、彦根城の手前を名神彦根インターチェンジ方面へ行くのですが、彦根城の手前を曲がるところまでがそこそこの渋滞でした。時間も関係あるのかも。

彦根インターチェンジを左に見てしばらく行くと右手に多賀大社が見えてきます。駐車場は有るものの、さすがにモーターホームを止められるようなスペースは有りません。本来の目的地で有る、糸切餅の多賀やさんが有ったので、「糸切餅を買いたいんですけどどこか車止められますが?」と聞いたら、Uターンしてきて店の前に止めてくれとのこと、まさに多賀大社の鳥居の横、お言葉に甘えて駐めさせてもらいました(笑)

糸切餅

門前にある「多賀や」さん、「糸切餅」で有名なんだそうです。包丁で切れないほど柔らかいので糸で切ることから名付けられたと言われてますが、まさに包丁で切るとあんこがブチュッとはみ出そうなほど柔らかいお餅でした。

もちろん多賀大社にもお参りしました。入口すぐに有る太鼓橋、渡るのが大変ですが御利益を信じて渡りました。デッカイ車を駐車違反状態で駐めているので気が気ではありませんが、お参りの跡多賀やさんの隣のお店でソフトクリームを頂きました。気分もすっきり、旅も終わりに近づきます。

すでに日が暮れかかっている中、現在地は彦根、無理して回れないことも無いですが、ここは潔く諦めて彦根から名神高速道路にのり帰路につきました。それでも家に到着したのは18時ですから、本気で回っていたら何時になることやら。名神を走っていると雨が降り出しました。今回の旅は良い天気が続いて何より、終わったとたんの雨は致し方なし。お疲れ様でした。

※旅を終えて

さて、今回の旅で、モーターホームの不具合が一つ発覚、ガスFFファンヒーターが動かなかったのです。寒かったら暖房を入れればいいやと思っていたのですが、全く入らずでした、今回はあまり寒くならなかったので良かったのですが、次回のお出かけまでには直しておかないとね。まぁ自動車のエンジンを掛けたまま寝ることも出来ますが、ちょっと寝にくいですからね。