へんこつ日誌

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2013年06月24日(月) [長年日記]

§1 天皇皇后両陛下、大山崎町に

既報の通り天皇皇后両陛下が大山崎町の聴竹居をご訪問されました。ずいぶん前から聴いてはいたものの、何だかソワソワします。

聴竹居は天王山の麓の狭い道路脇に佇んでいるので非常に寄りつきにくい場所にあります。幸いJR山崎駅からは徒歩10分ぐらいなので、徒歩での寄りつきは非常に良いわけですが、陛下はお車でのご訪問ですから、それはそれは大変な警備体制でした。

聴竹居でのご滞在時間は20分足らず、少し手前の道路の広い場所でお迎えさせていただける場所が確保されていました。それ以外の場所は規制されていて寄りつくことは出来ません。少し早い目に出かけたので、最前列で待つことが出来ました。

現場では私服の警察官が何回もお出迎えの際の注意事項を拡声器で話しておりました。神社庁からの依頼で派遣された人たちが日の丸の小旗をたくさん持ってきて沿道の人たちに配っていました。天皇陛下が地方を訪問されるときは必ず神社庁が日の丸の小旗を手配して現場で配るそうです。そんなことを知らない僕は前の晩に小旗を自作して行きました。

ご到着の10分ぐらい前になると通行が規制されます。自動車のみならず自転車も歩く人も全てです。3分前を知らせるパトロールカーが通過していきます。しばらく待つと1分前を知らせるパトロールカーが通過していきます。その後に2台の白バイ、その後に覆面のスカイライン、そしてスカイラインの先導車の後に、天皇皇后両陛下が乗られたセンチュリーがやってきました。

少しゆっくり目に、窓を開けて手を振りながら目の前2メートルも離れていないところを通過されました。一瞬ですが天皇陛下のお顔を直に拝見することが出来ました。皇后陛下は奥の方から手を振っておいででした。一瞬歓声が上がり、あっという間の出来事でした。

ココで帰る人も有りましたが、お見送りにも残ることにしました。先ほどは天皇陛下がこちらの席にお乗りでしたが、帰りは皇后陛下がこちら側に乗っておられます。来られたときと同じように3分前のパトロールカーから始まりました。

お帰りの際にも窓を開けて手を振りながら目の前をお通りになりました。天皇陛下も奥の方から身を乗り出すように手を振っておいででした。目の前を通過されるときには「美智子様」と声が上がりました。京都ご訪問の直前まで体調を崩されていた美智子様を気遣う人が多かったようですね。

まるで夢か現の一瞬の出来事でしたが、地元で天皇皇后両陛下にお会いできることはこの後の人生でも多分二度と来ないかも知れません。貴重な体験をさせていただきました。何時までも健康であられますように。