へんこつ日誌

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2003年05月02日(金) [長年日記]

§1 支援費制度

今年の4月から「支援費制度」というものがスタートしました。

此処では詳しくは書かないが、今まで福祉サービスを「措置」として、お役所が決めて与えてきたものを、自分で選んで決定し、支援費というカタチで支給されるというものです。これだけではなんだかよく分かりませんね。(^^;

「措置」は市町村の役場に裁量権があり、独自性が強く、言い換えれば小回りの利く、かゆいところに手が届く制度でした。もちろん行使する担当者の手腕に大きく左右されるのは何処の役所でも同じですが(^^;

「支援費制度」は国に裁量権があり、都道府県の担当者も国の意向を尋ねなければ決定できないと言う状態です。ましてや、市町村の役場など全く裁量権がありません。そんな中、今まで「措置」だから(市町村の裁量)出来ていたサービスが、「支援費制度」に変わって出来なくなるケースが有ります。それも尋常な数では無いようです。

事実、サービスを提供する事業者も、制度が変わってからサービスにも偏りが出始めてヘルパーの確保が難しくなってきていると言ってます。「措置」の柔軟な運用に対して、「支援費制度」の厳格な運用が災いしているようです。

結局、今まで「措置」で受けられていたサービスが、「支援費制度」になってから受けられなくなった人が増えているわけで、福祉の後退としか言いようのない状態に陥っています。『制度は変わっても、今までと何も変わらない』と言うのは方便だったというオチが付いてしまいました。

我が家の受けていたサービスも、制度の変更に伴って今までと同じようには受けられなくなるので、日時の変更などを勧められたのですが、今の生活が変わるのには抵抗があったので何とかこのまま出来ないかを模索していました。

地元の役場に相談し、事業者にも現状を見ていただきました。また、新規ではなく継続であることも訴え、現状のまま継続してもらうよう強く要望しました。役場や事業者では決定できないのなら、京都府の担当者に来ていただいて現状を見ていただくように要望しました。

が、結局はこの話は京都府には上がっていかず、地元の役場の裁量で運用できる「措置」のままで継続することに決定したようです。

事業者自身も制度の変更で人材の確保に困っているという事実がありながら、訴えていこうとしないのは何故なのかよく分かりません。せっかく末端のユーザーから声を上げているのに風穴あけてチャレンジしようと言う気が見られなかったのが少し残念です。