へんこつ日誌

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2000年09月27日(水) [長年日記]

§1 携帯電話

ボクが初めて携帯電話を持つようになってかれこれ13年が経とうそしている。妻が2人目のナルちゃんを妊娠したのがきっかけだった。

そのころ携帯電話がかなり小さくなりだして、まさに携帯という名がふさわしくなり始めた頃だった。着信音が鳴り響くのが自慢なくらい、まだまだ持っている人は少なかった。

初めてバイブレーター内蔵の携帯電話が出始めた頃、「これだ」と思い機種変更したのを覚えている。あれ以来今まで一貫してバイブレーター内蔵の製品を使っている。もちろん常にバイブレーターで着信している。

人に迷惑を掛けず、少し離れて邪魔にならないところで電話をとるのがスマートだと思った。便利ではあるけれど出きるだけ他人に迷惑を掛けないように使いたいとそのころから思っていたのである。

案の定今では携帯電話が社会的に非難を受けている。価格が下がって子どもが電話を持って歩くようになった。また、着信音に好きなメロディーが設定できる「着メロ」なるモノが流行りだし、巷では「着メロ」の合奏会のごとし。

携帯電話は便利だけれど、携帯電話が嫌いな人もいると言うことを知っておいて欲しいと思う。誰にも迷惑のかからないところでのみ自分の好きな着信メロディーで楽しむのはよいでしょうが、普段は音が出ないように工夫するのがこれからのマナーだと思うのですがいかがでしょうか。

そんな中、メーカーは先を競うようにハデな着メロを売り物にして開発に精を出している。売れれば何でも良いのでしょうか。民衆は愚ですから先導する方たちが愚かな行動を抑制するような働きをしていただきたいと思います。

すでにコンサートホールなどでは携帯電話が着信できないようにスクランブル電波を発生させている会場もあると言います。そのうち電車もそのようになるかも知れません。

そうなる前に自らマナーを守って使いたいものですね。その昔バイブレーターがセパレートになっている携帯電話がありました。電話自体をハンドバッグに入れている人も静かに着信できる優れものでしたがいつの間にか市場から姿を消していました。愚かなモノが巷を席巻し、すぐれたモノが葬り去られる、なんだかイヤな世の中ですね。

着メロを自慢しているアナタ、時代遅れになる前に止めて、時代の先駆者になりませんか。