へんこつ日誌

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2012年03月28日(水) [長年日記]

§1 大番(おおばん)

営業はしてないが風情はそのまま

JR山崎駅前の割烹というか料亭というか、「大番」というお店があった。僕が小さい頃には「辻新」という寿司屋もあって、なかなかにぎわっていたのでした。辻新はそのご僕の同級生が「橘家」という割烹を始めて、また息を吹き返したようだったのですが、そのうちそれも止めてしまって、辻新は閉店してしまいました。

大番の方も前のオーナーが当時の板前さんに権利を譲って、お店の名前も「大番」から「大番 川島」などと言う名前に変わって営業をしていました。バブル崩壊後の不景気の波にも絶えてきたのに、このところの長い低迷期には絶えられなかったのかも知れませんね。意外とうまい昼飯も食べられたそうですが、最近山崎駅周辺にはイタリアンのお店が3軒も有ったりして、なかなか競争が激しかったのかも知れません。しかも靴を脱いで入る和食の店はどうも敷居が高いのかも知れませんね。

国宝の茶室「妙喜庵」を見学した後は「大番」で会席料理というのも乙な感じだと思うのですが、それももう実現出来なくなってしまいました。何だか1つの歴史に幕が下ろされたようで寂しい感じがします。