へんこつ日誌

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2000年06月07日(水) [長年日記]

§1 自動車購入記

グランドハイエースの商談をするべく来ていただいたのが大阪トヨタ販売、グランビアの時と同じくこちらの希望を伝えて見積もりの依頼をする。このとき新しい事実が発覚・・・

パワーアシストドア車には、サイドリフトアップシートが付かないということになった。最初に気が付いたのがトヨタの改造車の販売部門とでもいうのでしょうか、「TECS」のエンジニアが発見したのである。

確認のためトヨタ車体に確認をとってくれたそうだが、やはり付かないとのこと、最初にグランビアの件でモデリスタ神戸に問い合わせると付けられるとの返事だったので再びモデリスタに確認するとやはり付かないとの返事だった。

これで話は振り出しに戻った、欲しい車が手に入らないのだ、それにしてもどうしても納得が行かない。

モデリスタのホームページを見るとアメリカの車の右側のサイドドアからリフトアップシートが降りている写真がのっている。こんな仕様のシートは日本では販売されていないはずだ、つまり、モデリスタが加工して付けたことになる。「メーカーにこだわらずお客様のニーズに合う車を作ります」がモットーのはず、なんとかできないか直接電話で交渉することに。

最初はやはり同じ返事である。そこで違う角度から聞いてみた。もし、ボクがすでにパワーアシストドアの付いた車を持っていて、それにサイドリフトアップシートを付けてくれと言ったら断るのか、また、専用シートではなく社外品のシートでも取り付けできないのかと聞いてみたのである。

すると、ナントカできるかも知れないので少し時間をいただければ考えてみますとの返事。

待つことわずか2日、返事が返ってきた。「ナントカできそうです、詳しくはディーラーの方から返事します。」と言うことであった。

パワーアシストドアの車にはそのドアを動かすためのモーターがスライドドアを開けたステップのところに出っ張っている。その分少しステップが狭いことになる。その出っ張っているモーターのカバーにスライドシートが干渉して最後まで降りてこないのが付かないと言う理由であったが、カバー自体はモーターよりかなり大きめにできていて、実際のモーターにはシートは干渉しない。 つまり、カバーを少し削れば問題なく取り付けられると言うことである。そのための追加の料金もいらず、通常の取り付け費でカバーできるとの返事だった。

たったこれだけのことで、TECSもトヨタ車体も付かないと返事していたのである。また、ディーラーの担当も顧客のニーズに応える努力をまったくしていないことになる。それに、それだけのことで済むのなら、せっかくのウェルキャブにそうして付けられないのだろうか。 実際ウェルキャブを買ってからなんとかパワーアシストドアを付けられないかという問い合わせが多数あるとのこと、いかにボクと同じ要望が多いかという証である。もう少しユーザーの身になって親身に対応できる能力を付けていただきたいものである。

かくしてボクの希望する車両が手にはいることがわかったが、ウェルキャブにその装備が付くのを待っていると、いつになるかわからない、現時点では通常の車両にスライドシート取り付ける以外目的の車両は手に入らない。言ってみればかなりの出費を覚悟しなければならないのである。今回の出来事をきっかけに、メーカーもウェルキャブの設定を見直して欲しいものだ。

事後にわかったことだが、ウェルキャブだけ消費税が免除されると思っていたが、通常車両も登録前にスライドシートと車椅子固定装置を取り付ければ車両本体を含めて免除されることがわかった。紆余曲折、ボクが食い下がったから明らかになった事実がこれほどあるとは最初に車の購入を考えたときからは想像もできなかった。

さて、いよいよ注文である。