へんこつ日誌

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2016年02月23日(火) [長年日記]

§1 集合住宅の水漏れ

天井裏の漏水 4階にお住まいの住人から下の階に水が漏っているようなので診て欲しいと連絡があった。とりあえず診てみないと分からないので行ってみた。1番に確認するのは水道のメーターです。メーターのパイロットが廻っていないことを住人といっしょに確認する。これ大事!

メーターが廻ってないと言うことは上水道(いわゆる給水)からの漏れでは無いと言うことなので、この後は下水道(いわゆる排水)の漏れを疑うことになるが、先ずは下の階へ行ってどの当たりから水が出ているかを診る。ただし、水が漏れてきている真上の装置から水が漏れているとは限らない。実際の床は高さがまちまちだけど、屋台骨となるコンクリートの床はほぼ水平だからですね。

どこか一箇所で水が漏れていると床下のコンクリートの床全体に水が広がってプール状になっていることもある。そして、1番弱いところで水が漏れてくると言うことになるのだが、今回は案外素直でお風呂の天井から水がにじんでいたのでユニットバスから天井を覗いてみるとコンクリートの天井(下の階から見た)に水滴がたっぷり付いていた。

どうやらユニットバスからの水漏れのようだと主に伝えると。2年ほど前に電話で勧誘されてユニットバスを取り替えたらしい。さて、ユニットバスの保証期間ってどれくらいでしょうね。2年ぐらいなら施工業者に診てもらった方が良いかも知れません。

集合住宅の水漏れの場合、保障問題も絡んでくるので、修理となると保険会社の立会なども必要になってなかなか面倒なのです。しかもユニットバスを取り替えているのですが、古いタイプの方法はユニットバスの床下が見やすい構造だったのですが、新しいものはそれが出来ない構造に変えられてしまっていて、どこかを壊さないと確認も出来ない状態ですから、ユニットバスを組み立てた人に聴くのが手っ取り早いですね。

それにしても45年ほど経っている建物ですから、配管類も相当な老朽化が進んでいるでしょう。共有部分の更新工事は徐々に進んでいるようですが、個人個人の住まいの配管はそれぞれの事情に任せていますから個人の責任ですが、管理組合があって保険に入っているだけでも救いですね。

鉄筋コンクリートの建物の耐用年数は50年から60年でしょうか。いずれ建て替えるか補強工事が必要になってくるでしょうけど。そこまで水道管が保つのかなぁ?