へんこつ日誌

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2001年12月14日(金) [長年日記]

§1 しぶとい感染症

午前5時頃の検温で下がりはじめたのと、ナルちゃんもおとなしくなったのでやっとまともに寝ることが出来た。朝のガーゼ交換やミルクの注入にも気付かず、8時過ぎに目が覚めた。その後採血があった。

12時頃に眠剤を使って午後1時からMRIに行った。検査場に入る頃には眠たそうにしていたが、機械を見て緊張するのではないかと心配だった。撮影中に動いてしまうと最初からやり直しになるらしい。どれくらい掛かるのだろうかと思っていたが、案外すんなり行ってすぐに戻ってくることになった。結果は後日と言うことだった。

夕方血液検査の結果が分かった。CRPは4だが白血球は変わってないそうだ、CRPは少し遅れてでるが、白血球は反応が早いらしい。本来ならCRPがこれだけ上がっていると白血球ももっと上がっているはずだ。熱の下がり具合から想像すると、明日の採血でCRPが下がっているのではないかと予測できる。そうなればよいのだが。

MRIも結果は明日になるはずだったが放射線科の先生の時間が取れたそうで、結果が分かった。

右骨盤、正確には(右ちょう骨)の内側の筋肉が少し腫れているらしい。今まで右足の膝あたりからIVHを入れていたので、そのせいかもしれないし、菌が隠れているからかもしれない。外見からも少し骨盤周りのしかも右側がむくんでいる感じ、徐々に引いてくればよいのだが。

実は数日前から抗生剤を変えた、その前も注射液から経口薬に変えた後ナルちゃんの熱が上がりだしている。今回は経口薬をやめて再び注射液に変えたのだが、その結果今日から熱が下がりはじめている可能性も否定できない。当然前回の注射液と今回の注射液は培養検査の結果変えられているようだ。

熱が下がりはじめているので、このまま少し様子を見て、何日か後に再びMRIで検査するらしい。前回のCTで腸が少し腫れていたところも今では良くなってきている。

ナルちゃんは体中チューブだらけなので普通のパジャマを着ることが出来ない。病棟に用意されているマジックテープだらけの着物を着ている。手術室の着物は脇も開くようになっていてチューブの取りまわしが楽にできているが病棟のそれは脇が開いてないのでチューブの取りまわしに四苦八苦する。

それを見かねた看護婦さんが、病棟備え付けの浴衣を自宅で加工して持ってきてくれた。この気配りには頭が下がる。男物でしかもかなり年代物。浴衣には井形の模様に、バットとボールが所々染め抜いてある。それでも雰囲気が変わって気分も変わる。こういう気配りが出来る看護婦さんもいるのだが、個人の資質の差は教育では埋めきれないしなぁ。

外科の先生にも好評な浴衣でした。今度は赤い柄の浴衣でもう1着くらい作って欲しいなぁ。