トップ 最新
RSS feed

春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2011年04月16日(土) [長年日記] この日を編集

_ ちょっと前のこと・最近のこと

お彼岸のぼた餅

春のお彼岸には手作りのぼた餅。 もうちょっと餅米に塩味を効かせたらバランスがよかったなぁ。味のバランスが難しいけど 手作りした、と言うだけでも満足。

手作りパン

リンゴの缶詰がいつまでたっても使えずに残ってしまっていたので アップルリング風のパンにしました。生地の20%を全粒粉にしたら食感と香りのよい、好みのパンに焼き上がりました。

お供えいただいた花かご

春ちゃんのお参りに来てくださいました。 ラナンキュラスの黄色と赤がおしゃれです。ありがとうございました。

アルストロメリアとガーベラ

春ちゃんのお部屋に飾りました。 アルストロメリアとガーベラ。

しばしのお花見

桜の見頃。ひまわり園の帰り道、きれいに咲いているいつものところでしばしのお花見。ここは春ちゃんとの思い出があるところ。まぶしかったけど、成ちゃん、しっかり見てたね。

ローレンコースターという水仙

数年前の実家の淡路島旅行のおみやげの水仙、ローレンコースターのお花が去年よりたくさん咲きました。小さな花ですがたくさん花をつけてくれます。

チューリップと水仙

ベランダのチューリップと水仙を春ちゃんにお供えしました。 パパががんばって咲かせてくれましたよ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

みき♪ [おみさん、こんにちは。今日は、これまた寒いくらいです。 体調管理が大変・・・ 私も、昨日発作的につぶあんが食べたくな..]

おみ [みきさん、こんにちは。 お花、本当に癒されますよね。 みきさんちのベランダもいつも楽しく拝見しています。 そもそも我..]


2011年04月17日(日) [長年日記] この日を編集

_ [ブック][MJ]ムーンウォーク

ムーンウォーク --- マイケル・ジャクソン自伝(マイケル・ジャクソン/田中 康夫)[Review]

昨年、マイケル・ジャクソンの映画を観てから、ダンスに魅了され、もっと観たい、もっと聞きたい、もっと知りたい・・・とどんどん興味が広がって行きました。 知れば知るほど魅力ある人だったんだとのめり込んでいきました。 最近、意外性とかギャップだとか、人に惹かれるきっかけがそんなところにあるなんて事を良く言われますがまさしくそんな感じ。ハデな感じの曲ばかりかと思っていたのですが良く聞いてみると世界平和や、人権について、世界の恵まれない子どもたちを救いたい・・・などとそんな一貫したメッセージソングが大半なんだとわかりました。 アーティストとしてのすばらしい活動以外にも、重い病気の子どもたちの施設に自ら足を運び励ましたり、自宅のあるネバーランドにそんな子どもたちを招待したり、また桁外れの寄付をしたりと、そんな一面こそがマイケル・ジャクソンの人生における主なテーマだったようです。

そんな人柄に惹かれて 朝一番に起きる私は、みんながまだ寝ている間にマイケルのCDを大きめの音量で聞き、昼間は移動中などにiPodで聞き、成ちゃんの栄養注入中には抱っこしながらYouTubeで楽しんだり・・・すっかりはまっています。

マイケルに関する本は山ほど出ていますが、さて、どれだけ信憑性があるのかは不明です。人々の興味を惹くためにおもしろおかしく、憶測でかかれている本もたくさんあるのかもしれません。 その点、「ムーンウォーク」はマイケルの言葉で語られた自伝です。おいたちや、仕事のこと、関わりのあった人たちのこと、曲が出来る背景などが書かれていますが、読んで感じたのは仕事には本当に真面目に取り組んでいたこと、完璧主義で、繊細で、廻りに愛情を注ぐことが出来る、純粋な人だったようです。そして持って生まれた才能もすばらしいのだと思いました。 本の中で

「一番大切なのは、自分に、そして愛している人たちに対して正直であること、また、一生懸命働くことです。明日はないつもりで、働くのです。練習を積むのです。努力するのです。でき得る限りに、自分の才能を鍛錬しのばすことです。自分がしていることに、ベストを尽くすのです。・・・」

とありました。なによりマイケルのことをよく表した言葉だと思いました。 この本の出版にあたっては、あとは印刷機にかけるだけという段階になって、マイケルは自分を世間にさらけすぎていないだろうかと不安になったようでした。それほど本当の姿がここには語られているのでしょう。その後、冷静をとりもどしたマイケルは出版に同意し、その後、即座にニューヨーク・タイムスのベストセラーランキングで一位となり世界のベストセラーになり世界に受け入れられたことを喜んだということです。 この本の出版は1988年なのですが、これ以降に忌まわしい陰謀に陥れられて苦悩の日々を過ごすこととなっていきます。できれば、それらが一段落した頃のマイケルの心境を第2弾の自伝として語って欲しかった。それをバネにしてまた素晴らしいパフォーマンスを見せ続けて欲しかったと、とても残念に思います。


2011年04月18日(月) [長年日記] この日を編集

_ [成ちゃん]昨日は・・・

日曜日だしお昼前にちょっとだけでもお出かけしようとしたんですが 胃ろうからの漏れが多いので断念しました。 このメカニズムがどうもつかみきれない。 漏れが多いと私のモチベーションはいつもガターンと落ちてしまいます。どうなっていくのかと言う不安と、やたらと処置に手が取られてしまうこと、成ちゃんの不快感(たぶん)を思うとなんとかならないものかと言ういらだち。 もう、何も手につかないくらいのテンションの低さになってしまいます。 でも、午後からは治まって、ヒヤヒヤしながらも無事に過ごせました。今日も大丈夫な感じ。

今日はひまわり園の訪問日。 ちょっとストレッチなどをしてもらったあと、久しぶりに絵本を読んでもらっていました。 のんたんの絵本でしたが、成ちゃんはのんたんがお気に入りで、えらいうれしそうに大きな目で見ていました。 さっきまで眠くてもうほっといてよ~、みたいな感じだったのに。久しぶりに良い表情を見たような気がします。 もっと楽しいこと、いっぱいしてあげなきゃなぁ・・・。


2011年04月20日(水) [長年日記] この日を編集

_ [ブック][MJ]マイケル・ジャクソンの思い出

マイケル・ジャクソンの思い出(坂崎ニーナ 眞由美)[Review]

著者は1986年から10年間、マイケル・ジャクソンのいくつかのライセンスプログラムの日本での代理人を務めることとなり、またマイケルが来日したときのプライベートな時間のアレンジを頼まれました。 ごく間近でマイケルの素顔を見てきました。

彼は礼儀正しく誠実で、思慮深く、物静かで控えめな半面、人を面白がらせることが大好きで、好奇心が旺盛、そして勤勉な人でした。

数々のエピソードから、まさしくそんな人柄が伝わってきました。 また、来日中にマイケルに関わった各関係者の対応ぶりも興味深く読みました。 マイケルはセガのゲームが好きでゲーム開発にも関わっていたそうですが、開発担当者の鈴木氏は「特にファンじゃないから、サインなんか要らない。」と言いつつ、よきビジネスパートナーとしてすっかり打ち解け良き話し相手になり、「マイケルってどんな人?」と尋ねられると鈴木氏は「いいヤツ。いいヤツとしか言いようがないよ。」と答えたそうです。

マイケルは食が細く、ツアーにはアメリカから女性シェフを同行させていたそうですが彼女は仕事はそっちのけで遊ぶことに夢中でシェフの仕事はおろそかだったようです。著者は、マイケルのセキュリティ担当のビルから 良いシェフを紹介してほしいと頼まれ、当時葉山ホテルのシェフを紹介しました。それからはマイケルの口に入るすべてのものの管理を任され、ハードなコンサートをこなすのに、小食すぎるマイケルを心配し、心を尽くされました。普段、食事をする姿を見せたがらないマイケルですがシェフたちには「食事する間ここにいいて。」と頼み、心を許していたようです。

マイケルに関わった人は、それまではどちらかというと勝手にイヤな印象を抱いていた人でも会えばその人柄に惹かれずにはいられない魅力があったようで、マイケルに対してそれぞれの立場から誠心誠意、最高の仕事をしてあげたいと思ったようです。そんな日本人のまじめで賢明で律儀なところにマイケルもまた惹かれ、日本びいきであった理由の一つだったのでしょう。

この本のおかげでいろいろなエピソードを楽しみましたが、1993年に少年の性的虐待疑惑が持ち上がった、それ以降のマイケルの心身ともに疲れはてた様子には涙が出ました。 本来の姿は何事にも精力的に取り組み、前向きなのに、そうではなかったマイケルのその時の苦悩を思うと本当に残念で悔しく思います。

しかしながら最近のテレビ番組などについて著者は

マイケルの真実の姿を伝える番組がいくつも放送されて、私は嬉しくなりました。彼は人間はもちろん、動物にも地球にも優しく、被害者にはなっても、決して誰かを傷つける人ではありませんでした。

と言っています。また、著者もマイケルの世界へのさまざまな支援活動を見習って、

みなさんが買って下さったこの本の印税を、私が理事として参加している、有森裕子さんが主催する非営利団体「ハート・オブ・ゴールド」(アンコールワット国際ハーフマラソンを通じてカンボジアを支援する活動)と、「Tokyo English Life Line」(日本で暮らす外国人のための、英語によるカウンセリング・支援活動)に使わせていただきたいと思っています。

とあり、マイケルはこんな形でもまた、今も生きているんだ、と思いました。

ついつい、長くなりました。でもまだ書ききれません。この本の中身をそのまま貼り付けたい、そんな気持ちです。