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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2001年09月17日(月) [長年日記]

_ のんちゃんの妹

ハルちゃんナルちゃんを学校へ送りとどけたあと 実家へ母と姪っ子とを迎えに行って 義妹の入院している病院へ向かいました。入院と言っても出産のためで 昨日の朝に女の子が誕生しました。

昨夜、3才前ののんちゃんは(姪っ子です)初めてお母さんと離れて一晩、しかもお父さんは仕事でしばらく東京なので おばあちゃんと二人きりで過ごしたようですが おとなしく寝ていたようです。

病院に行くと のんちゃんのお母さんは赤ちゃんに授乳中。授乳後、赤ちゃんとご対面させてもらいました。ずらりと10人ほどが寝ていたでしょうか、のんちゃんの妹は一番端っこに頭をこちらにして寝ていました。黒々とした髪、赤くてまだちょっとクシャッとしたお顔、軽く握られた手は時々開いたり顔の当たりを触ったり..。小さいですねぇ、ほんとうに。自分にも出産の経験があるし、また親戚や友だちの赤ちゃんなど、何度も新生児を見ることはあったのに、そのたびにいつもその小ささに驚いてしまいます。

生まれたばかりの赤ちゃんが目の前にずらりと並んで寝ている姿を見ると 可愛くてそして 汚れがなくて 赤い顔をしてるけどどの子も真っ白。これからどのようにでも生きていくことが出来る真っ白な状態です。それぞれの赤ちゃんがより良い人生を歩んでいけるように 周りの大人たちが最初は道標を作ってあげなければいけません。それはこの赤ちゃんたちを見ているととても重大な責任のある大人の役割なんだと しみじみ感じました。

私がお世話になった産婦人科の先生は「生むのは簡単なんです。その後がほんとうに大変なんですよ。」と念を押されたことがありました。一人の人間の命をこの世に送り出し、責任を持って一人前の社会人として独り立ちさせることは親としてほんとうに重大な仕事なんだと思います。だからといって そんな思いにがんじがらめに縛られることは無いと思いますが 子育てをしていく中で それをわかっていることが大事なんだと思います。

今はこんなにか弱げな赤ちゃんたち、それぞれの家庭が愛に満ちていて幸せに暮らして行って欲しいと 今の時代だからなおさら強くそう願いました。

たんぼの稲がこんなに育った頃に のんちゃんの妹は生まれました。

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