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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2000年09月14日(木) [長年日記]

_ ...懐かしいもの

ヒノキのおひつ 前から欲しかったもの...おひつ。 思い切って購入いたしました。 「思い切って」とはちょっと大げさかも知れませんが.  別に無くてもちっとも困りはしないものだから やっぱり思い切って、と言うことになるのです。炊飯器に入れっぱなしになったご飯を見て、小さい頃に実家で使っていた「おひつ」の事を思い出し、急に使いたくなったのでした。 今から思えばおひつのご飯は適度に水分が飛んで べたべたした感じがなくて、おひつの良い香りがほのかに漂っていました。夏には必ず登場して毎日使われていました。 今日買ったものはヒノキで 三合用です。やはりヒノキの香りがとても優しい。 実家の物はヒノキだったか、スギだったのかは、そのころの私にはわかり得なかったのですが、それでもおひつに入れるとご飯が独特の香りだったのは覚えています。 そこにある光景は今は亡き、働き者のおばあちゃんがご飯をよそってくれる光景、改築前の土間がある台所、おくどさん(かまど)...。 そんなことを瞬間に連鎖的に思い出します。 ちょっとあのころの感覚を味わってみたくなったのでした。 でも新品のおひつはあまりにも良い香りだし きれいなのでまだ透明のパッケージをはずせずにいるのです。(中に入っているのはお手入れ方法が書いたもの。) 果たしていつ「おひつデビュー」できるでしょう。もう夏も終わろうとしていて季節はずれになってしまいそうですね。

それと 木の杓子も買いました。いわゆる木の「お玉」です。 木だと お鍋にも食材にもあたりが優しいと思って。 最近、こんな「天然木」製に惹かれています。 それともう一つ惹かれるのが、シルバーやステンレス、錫などの「ぎんいろ」もの。 やわらかい輝きに何かホッとさせられます。

「木」と「ぎんいろ」が気になるこのごろ...