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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


1998年12月14日(月) [長年日記]

_ 初めてヘルパーさんが来られた。

初日は慣れないので時間もかかるだろうと言うことで2人来られた。お2人ともベテランの主婦という感じ。 春ちゃんはお父さんに送ってもらって学校へ出かける所で 成ちゃんは喉のゴロゴロがとれないので今日も学校を休むつもりでゆっくり朝ご飯を食べていた。 成ちゃんから手を離せないので ヘルパーさんにしっかり説明も出来ないまま「洗濯と お茶碗洗いと 洗濯物たたみと 時間があれば掃除機をかけて貰いたい」とだけ伝えると 家事を始められた。 まぁ、なんてひどい散らかりようだと 思われているかも知れないが そんなことは気にしない。こんな家だってあるんだって事をわかていただけるのも大事だと思う。(そうだよねぇ?) しかし、家事の裁きはめちゃ早い。 洗濯機で3回分の洗濯物がベランダに見事にはためいた。 (注:普段はこんなには溜めませんので・・・) 1時間40分ほどでだいたいこなして下さった。あぁ、ありがたい!感謝!ただだったらもっと良いんだけど・・・

2時から春ちゃんの個人懇談。 2学期の春ちゃんは骨折、初めての寄宿舎の体験入舎のつもりが お父さんの胆石手術のための検査入院の為 緊急入舎、どちらも 春ちゃんにとってはすごい経験となってしまった。 2学期は春ちゃんのすごい力を見ることが出来て感激だ。

そんな話を終え春ちゃんと帰った。 部屋にはいるとお父さんが成ちゃんを抱っこして 「お腹が張ってるしゲップさせてんねん。」と。 まぁ、よくあることだし気にもせず成ちゃんを抱っこして背中をトントンしてやった。 しばらくそんなことをしていたがちょっと苦しそうなので浣腸を2分の1個してやった。 効果あって 便が出たがお腹の張りはあまり変わらない。しばらく様子を見た。

2年くらい前もお腹が張って苦しんだがその時は浣腸で改善した。とにかく浣腸と教えて貰ったので 先ほどの残りを1時間後にした。午後8時頃だったか。 ん? グリセリン液しか出ない。 機嫌は悪い。ウトウト寝ているが間歇的に泣く。どうやらお腹が痛むようだ。このお腹の張り具合では痛むだろうし もちろんご飯だって入りそうにない。

 浣腸半分では少なすぎたのかも知れないと9時頃に 30cc一個を使った。 これでスッキリするだろう・・・ ところが音沙汰なし、成ちゃんのお尻は静かなまま・・・ 覗いてみるとまたもやグリセリン液だけが出た気配。 あっれ〜?焦ってきた〜! 成ちゃんの機嫌もますます悪く 泣き方も激しくなってきた。辛そうだ。なんとか楽してやらなければ・・・ でも浣腸が効かなければ私たちにはもう、どうも出来ない。 うわ〜、脂汗をかいて泣いてる・・・もう病院しか無い。

もうすでに寝ている春ちゃんは 隣に住むお兄さんにお願いする事にして 夜間休日診療所に電話して11時過ぎ家を出た。

レントゲンを撮って貰うと 腸がパンパンに膨らんで見えるはずの胃も隠れてしまっている。 う〜ん、と先生・・・ 診察中にゲップが少し出て楽そうになった。 普段からお腹が張りやすいようなら、一晩様子を見てもらって それでも変わらなかったら明日朝、医大で診てもらって下さい、その場合には入院となるかも知れませんが・・・と言われた。 処置は浣腸。でも出たのは少しだけだった。

なんとか自然に治まってくれることを祈りながら帰った。 11時頃と比べると 少しは楽そうになっていた。