北には天下分け目の戦跡天王山、南には桂川、宇治川、木津川が淀川にそそぐ三川合流点、中州には谷垣潤一郎が書いた蘆刈の舞台となる名所がある。 その間を北から南に走る狭道が西国街道である。 この街道には歴史上見逃すことの出来ない文化遺跡がねむっている。 山城の国(京都府)と摂津の国(大阪府)の国境に関所跡があり、その前で旅篭を営んだのが百余年の歴史を持つ三笑亭の起源で、現在は四代目が料理旅館として継承している。
 離宮天婦羅の由来は、NHKドラマ国盗物語で有名な油の神様離宮八幡宮の御神油を頂き天婦羅をはじめたのが好評で、人づたえに離宮天婦羅として山崎の味、名物として現在も繁盛している。
 (左図から往時の油売りの様子がうかがえる)       富田 記

山城の国と摂津の国の国境に建つ石碑、三笑亭の目の前にあります、そのすぐとなりにはその名も関大明神(通称)と言う神社もあります。穴場中の穴場、ぜひ一度立ち寄っていただきたいところです。

店内のカウンター、向かい側には桟敷席もある、気軽に昼御飯をいただけるメニューもある。

お座敷でも宴会が出来ます、20名の部屋と30名の部屋があってちょっとした会合にも使えます。 山崎の史跡を巡ったあとはここで離宮天麩羅を頂いてしめくくりと行きましょう。